利根川拡張工事の前に、(工事で埋められてしまう前に)辺りを掘って調査しているようです。
実はこういう見学会は初めて参加しますw
場所は、加須市大越地区の宮東遺跡です。
このオレンジのところから、緑色のところまでが見学コースです。
来た順に随時受付をして、何人かまとまったら出発する感じで。
蒸し暑かったので、それまでこの遺物展示室で待機(^-^;)
こんな古代の品々が発掘されたそうです。
考古学には詳しくないけど、地元からこんな古代の土器とかが出土するなんてロマンですね
その他、江戸時代の品(瀬戸物や貨幣)も展示されてました。
遠い未来、現代のスマホとかもこんな風に発掘されて展示されてるんでしょうかね?笑笑
人数がまとまって、出発になりましたo(^-^)o
ハナミズキと桜が植わっている、土手の際の小径です。
前はここの木々に、募集した俳句を書いた札がかかっていました。
今はどぶ川になってしまいましたが、小さい頃ここの堀で釣りをしたことがあります。
案内されて、いよいよ宮東遺跡に侵入します
端の階段状になっている部分はブルーシートで覆われてましたが、あの段を1段下がると400年くらいの時間を遡ると説明を受けました(゜-゜)
ここが古代の住居跡なんだそうです。
住居を建て直したりした跡なのか、重複している場所があったそうです。
食料を貯めておいた貯蔵穴には雨水が溜まっていて、中は見れなかったです。
古代の人がここで食料を煮炊きしたであろう、カマド跡も見ることが出来ました。
どんなものを食べていたんでしょうね?
住居跡は、発掘をしていないこの先にも続いていると思われます。
見えている景色は現在なのに、古代の大地を確かに踏んでいる感覚が不思議で新鮮でした(*^^*)
それから少し歩いて西へ向かいます
土手の拡張工事で今は門が残るのみとなったこのお宅。
昔は刀質屋をやっていて、川の対岸へ博打をやりに行く人が刀を預けてお金を借りて行ったものの、お金をすってしまって刀を返してもらえなくなって、ここには刀がいっぱいになってしまったそうです。
このお宅のそばに鷲神社があって、その神社を基準に、宮東とか宮西と言われているそうです。
小径を歩いて行くと、利根川児童館跡に着きました。
5月にジャンボこいのぼりを揚げる市民平和祭の会場付近です。
この辺りの曲がって盛り上がった道は、昔の利根川堤防跡と関係があるそうですね。
土手の拡張工事で今はわずかに門が残るだけですが、小学校の頃ここの利根川児童館で遊んだり学んだ思い出があります(´・ω・`)
利根川児童館跡の近くには、庚申塔とかが今でも立っています。
おそらく、人々が暮らす村と堤防とを分けていたんだろうという説明でした。
ここでは、旧利根川堤防跡を見学します。
堤防跡はどこだと思ったら、、
なんと、旧堤防は地面の中にありました。
このちょっと色が違う部分が堤防の芯の部分で、砂と泥を交互に混ぜたような頼りない造りに、調査した人たちも驚きだったそうです。
これは反対側を見た図です。
黄色い重機があるあたりに利根川児童館がありました。
旧堤防は、あの桜の木のあたりに続いていると思われます。
こちらは西を見た図です。
資料の迅速測図を見ると、この辺りは堤防が2重になっています。
当時はこの辺りで川が蛇行していたのではないだろうかという説明でした。
かつての利根川児童館の駐車場に設置されている休憩所で休憩タイムになりました(^-^)
クーラーがガンガン効いていて、スポーツ飲料が飲めるようになっていて生き返りましたw
それから、来た道をまた歩いて帰って解散になりました( ^^)/~~~
前から来てみたかったし、楽しかったです
初めてだったので、説明とか全部は分からなかったけど、せっかくうちにも資料があるし、今度自分でも調べてみようと思います
調べて、自転車でサイクリングがてら史跡探検とかも楽しそうですね(^o^)
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