かれこれ、もう1年ぶりくらいになるかも知れないです(^-^;)

子供広場に集合して、まずはコブシの木の説明がありました。
やはり秋が近づいているんですね。
独特の実がぶら下がっているのが見えました。

握りこぶしのような実を開いてみると、独特な芳香と共にオレンジ色の実が出てきます。
これをさらに剥いてみると、黒い種がありました。
この実は鳥が好きで、よく食べにくるそうです。

続いて案内されたのは、駐車場横の荒れ地。
知らないと見向きもしない場所のようですが、ここにワタラセツリフネソウの群落があります。

近づいてみるとこの通り、面白い形の花が咲いています

ツリフネソウという植物は普通に野山にありますが、これは別種なんだそうです。

藪の中。ワタラセツリフネソウに混じって、イシミカワも沢山ありました。
タデ科の植物で、茎にびっしりと硬いトゲがあって、うっかり触るとダメージを喰らいますw

野生のブドウ。ノブドウもあちこちにあって花を咲かせています。
開花して間もなく花弁が落ちてしまうそうで、花を見つけるのは難しいです

花の蜜を目当てに、スズメバチが盛んにやってきてました。

実を付けている株もありました。
でもまだ熟してはいないですね。

谷中湖のコンクリート護岸を突き破って大木に育った植物が沢山あります。
これはカジノキというそうです。
青い方が熟す前の実で、熟すと果肉の付いた種が実を突き破って出てくるそうです。
クワ科の植物で、なんとなくそれっぽい感じもしますね。

再び広場の方に戻って、芝生広場を歩いていると、どこからともなく微かな甘い香りが。。
香りの元は足元の目立たない草。ヒメクグです。
カヤツリグサの仲間だからか、香りを持っていて、毟るとキンモクセイの花のような芳香を漂わせます。

旧谷中村役場跡の方に歩いて行くと、藪の中にスズメウリの花を見つけました。
小さな星形の花で可愛かったです☆
ナイスネーミング


藪の中のヨシやオギなどに絡みついて倒す勢いのツルマメ。
大豆の原種だそうですね。
食べても問題は無いそうですが、相当な量を取らなければお腹にたまらないですね(爆)

旧谷中村役場跡の脇を通るとこんな冒険道が現れますが、観察会では少ししか入りません。

道の脇には、ヒガンバナがポツポツと咲いていました。
派手に見えても何となく陰気な感じがしますね。
球根は猛毒ですし。

湿気も多く、おびただしい数の蚊がブンブンしていて、決して快適な気分じゃなかったけど、サクラタデの花を見たら気分が変わりました。
小さな桜の花のようで、これは綺麗です


奥に進むほどに蚊の数が多くなってきて、頑張って写真に撮ったマイヅルテンナンショウ。
コンニャク芋の仲間です。
初夏に不思議な花を咲かせて、これは実が熟している途中ですね。
そのうちこの緑のイボイボが赤に変わります。
花といい実といい、決して気持ちの良い感じのするものじゃありません


今回も変わった花が多かったですが、このイノコヅチも不思議な花ですね。
これで満開に花が咲いている状態だそうです。
こんな緑の花で虫にアピール出来るんでしょうかね??
秋が深まると、服やズボンにくっ付いて始末が悪いあの小さな種を付ける植物です。
高い湿気と蚊の大群に気分をやられましたが、久しぶりに参加出来て良かったです(^-^)
そして冒険心が刺激されてしまったので、後日、単独冒険を敢行してしまうことに…?