
自転車でも楽に行ける距離だけど、風も強かったし天気が不安定とのことで車で。

これは昔の田んぼでしょうか、所どころにこういう休耕田があって、湿地のようになっているのを見かけます。

浮野は、関東造盆地運動により谷ができて水が溜まり、そこに水生植物が堆積して泥炭層が形成され現在のような湿地になったようです。
その泥炭層の厚さは18mにもなるそうで、現在はトキソウ、カキツバタクサレダマなど珍しい植物が自生しているとのことです。
洪水時には浮上するとかしないとか。

しっかりした木道が整備されています。
下を見ると、セリも生えていました。

木道を進んでいくと、所どころに立派な木があります。
すると見えてきたのが菜の花のような群落。

一見すると、菜の花のように見えますが、これがノウルシです。
トウダイグサ科。環境省レッドリスト種(準絶滅危惧)。
高さ40‐50cmの多年草。綺麗にも見えますが、有毒植物です

茎を切るとウルシのような白い汁を出し、それに触れると人によってはかぶれるとのことです。
渡良瀬遊水地にも生えていますが、こんなに群生している所はないですね。

この黄色っぽい部分は、花弁ではなくて葉のようですね。
花は、雄しべと雌しべしか無いタイプのようで。
近づくと、独特の何とも言えないような臭いがします(~_~;)
ビニール樹脂が熱で溶けたような←
あの臭いだけで、かぶれが起きそうです(爆)

この植物が有毒であることと、あの臭いを気にしなければ、こうして見ると綺麗で絵になりますね


ここも冬の終わりごろにヨシ焼きをしています。
ノウルシは、ヨシ焼き後の焼け野原にいち早く芽を出し、ヨシが伸びてくる6月頃には種を作って地上部は枯れるそうです。
この水路は田掘りと言って、あやめ祭りの時には田舟に乗る体験が出来ます。かなり短い船旅ですけどねw

アヤメの若葉も伸び始めていました。
かつての武蔵野の面影を残すクヌギ並木が南北に走っています。
冒険チックで面白いんですが、夏になると虫の巣になるので入れません(*_*)

水路のような水溜まりに、大きめの鯉が泳いでいました。
あまり水質は良さそうじゃなかったけど、水面のキラキラは綺麗でした

今度はアヤメ祭りの時に来てみようと思います(^-^)